医療職である看護師は、日々病気と向き合い患者をケアしています。そのため、コロナウィルスやインフルエンザをはじめとした感染症に罹らないように、きちんと予防策を講じる必要があります。
その際に押さえておきたいポイントは、まず「人の多いところには行かない」ということです。感染症が流行ったら、それを予防するために一番効果的なことは、感染しやすい環境に身を置かないことです。細菌やウィルスに晒される時間が長ければ長いほど、感染リスクは上がります。不要不急の外出は避けて、必要な用事があるときは、極力人の少ないところを選んで、短時間で用事を済ませましょう。
次に「感染対策を徹底する」ということも忘れてはいけません。病院で働いている医療職は、消毒や手洗いなどをこまめに行い、身体を清潔に保つようにしましょう。こまめな消毒を行えば、感染の原因となりやすい粘膜へ細菌やウイルスを付着させることを予防できます。ただし、手洗いについては、手のひらや手の甲だけでなく、指と指の間も入念に洗わなければなりません。
それから三つ目は「規則正しく、健康的な生活を心がける」ことです。看護師として仕事をしていると、残業や夜勤で昼夜が逆転して、寝不足が続いてしまう人もいるでしょう。また、食生活もファストフードやお惣菜などで済ませるという人も少なくないかもしれません。しかし、生活のリズムが崩れたり、栄養の偏りが生じると、体内の免疫が低下して病気にかかりやすくなってしまいます。そのため、生活習慣を正すことも感染症対策では重要です。